酒造工程
製麹
製麹(せいきく)はサイロから浸漬タンクへ原料(米または麦)を輸送し水を吸わせ、1時間程蒸した後「種麹菌」を散布し2日間かけて麹をつくる工程です。
一次発酵
出来た麹と仕込み水を仕込みタンクに入れて酵母菌を加えおよそ 6 日間かけて一次発酵を行います。ここでは麹で得た酵素の作用で原料のデンプン質の糖化が始まり、これを酵母が増殖を繰り返しながら、働きかけ徐々にアルコールを生産していきます。
二次発酵
芋は農場にて掘りたてのものを搬入後しっかり洗浄します。芋の傷みは焼酎の香りや味に悪影響を及ぼすため人の手で全て除梗と選別を行います。
1時間程じっくり蒸した後、ある程度の大きさに破砕します。
米・麦は製麹(せいきく)と同様です。
それぞれ蒸したものを仕込み水と、一次発酵で出来た「一次もろみ」と共にタンクに入れ二次発酵を約10日間行います
蒸留
二次発酵にて熟成したもろみを蒸留機の中で蒸気によってアルコール分を気化させます。気化したアルコールを速やかに冷却する事で凝縮し再び液体にしたものが本格焼酎となります。
ろ過
熟成された焼酎は専用のろ過機で、香りや味わいが損なわれないように油分を適度に取り除き香味を整えます。
瓶詰
お客様に安心して焼酎を楽しんで頂くために、詰める際の異物の混入防止や衛生管理にはしっかり対策を行っております。徹底的に清掃された瓶詰室には二重に扉を設け、虫などの侵入を防ぎます。